詐欺

「詐欺」と一言に言っても、その種類は多種多様・様々なものです。
「詐欺」とは「人を騙すこと」です。その視点から見ると「女性の化粧や美容整形」・「男性のカツラ」なども詐欺に含まれるのでしょうか。
しかし、これらは悪意がないもので、実際に被害と呼べるものはないので、そういう意味では詐欺とは言えないのかもしれませんね。

詐欺
「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」などが、ここ数年の詐欺事件の話題になりました。
孫になりすまし高齢者を狙う犯行や、子になりすまし親を騙して金を振り込ませるという犯行手口でした。
大規模な組織での犯行や、暴力団との関わりをもった組織もあり、悪質さがエスカレートし、その被害額は数百億円にも上っています。
私の祖母もその被害に遭いかけた一人でした。
その時は幸いにも祖父が近くにいたために被害を受けることはありませんでした。後から話を聞くと「孫とはめったに会うことがないので、電話越しに声を聞いても本人か別人かの判断はできない」とのことでした。
実は、祖母は数年前に数万円の羽毛布団を数十万円の不当な金額で買わされるという悪徳商法の被害に遭ったという経緯があり、祖父が異変に気が付いたようです。
詐欺被害に遭いかけた事はショックでしたが、祖父母の愛情を利用した犯行の卑劣さに憤りを覚えました。
それと同時に祖父母を大切にしないといけないなと反省させられることになりました。

「オレオレ詐欺」などのように、時代によって変化していく詐欺手口に対して、昔からある詐欺手口もあります。
結婚をほのめかして異性を騙し、財産を巻き上げる「結婚詐欺」。これは被害者に経済的なダメージを与えるだけでなく、それ以上に大きな精神的ダメージを与えることになります。また、将来に渡る「トラウマ」となることもあり、非常に悪質な詐欺だと言えます。
「恋は盲目」と言いますが、強い恋愛感情を持つ相手に対して疑念を持つことは少ないもので、結婚を約束した相手であれば盲目的に相手を信じてしまうことが原因となります。
特に、結婚願望が強い人は「結婚詐欺」の被害に遭っているという事実に気付くのが遅い傾向にあります。
被害を防ぐには、異性と交際していく中で金銭関係の話が出た場合は、冷静に考える余裕が必要です。

言葉巧みに自宅に侵入し、虚偽の事実(耐震性が不足している・木材が腐食している等)を突き付け、不審な工事を押し付けて法外な料金を騙し取るのが「リフォーム詐欺」です。
実際には工事を行わなかったり、非常にずさんな工事を行うことが大半です。
東日本大震災などの大きな災害があった後には、耐震性を持ち出して不安を煽る事件が多発しました。

インターネットの普及に伴う新手の詐欺手口もあります。
特定に企業やWEBサイトになりすまし、ユーザーをリンクに誘導してクレジットカードのIDやパスワードなどの個人情報を不正に獲得・悪用する「フィッシング詐欺」
インターネットのホームページURLをクリックしたユーザーに対して、一方的に不当な料金を請求し騙し取る「ワンクリック詐欺」などは、その典型的なものです。

周囲の人からみると「どうして詐欺に気付かなかったのか?」と不思議に思われることが多いのが詐欺事件です。
しかし、当事者は精神的なパニック状態から冷静な判断力を失っていることが多く、幼稚な手口でも簡単に詐欺被害に遭ってしまうことも多いのです。
詐欺被害を防ぐには、不当な請求や「ウマい儲け話」などが持ち込まれた場合には、自分一人で判断せずに、周囲の人や専門家・公的機関などに相談することが大切です。